[ゲーセン(2012)]

カツ丼サンバイアイスクリーム / 2012-03-16 (金)

まずはこれ

とこれ


要約すると、
サウンドボルテックスに追加されたREDZONEリミックスとSecondHeavenリミックスが
気に入らなかった人が作曲者であるラマーズに「糞曲作んな」とTwitterで言ったということ。
(ラマーズはセカ天の作者。REDZONEリミックスの作者に向けて何か言ったのかは不明)

いろんな問題があるんだけど、少しずつ整理していこう。
@lamazePと@cess_hで検索した結果と私のTLに出てきた話をまとめる。
ここでは曲が本当に糞であるかどうかというのは問題にも話題にもしない。

「KONAMIはOK出してるんだから問題ない」
「自分で感想を持つのは自由だけど本人に言うのはアウト」
「言葉遣いが乱暴すぎる」
「ラマーズは謝る必要ない」
などなど

まず大前提として忘れてはならないのが「曲はKONAMIのプロデューサーの承認を得ている」ということ。
つまり、KONAMIとしては曲の出来について問題はないと判断しているということである。
次に商売としての契約関係はKONAMI-ラマーズの間で結ばれているということ。
KONAMIが楽曲製作を依頼し、ラマーズは依頼通り作成し対価を受けた。
KONAMIは契約に則って成果物(楽曲)を公開した。
『SecondHeavenリミックスは商業契約上は何も問題はない』となる。

この話はもっと身近な物に当てはめると分かりやすくなる。それは漫画雑誌である。
漫画雑誌は面白かった物面白くなかった物に対するアンケートがある。
そして場合によっては編集が話の方向性を変えたり打ち切りなどを決定するのである。

「KONAMIはOK出してるんだから問題ない」
これについてはまあある意味ではその通り。
上に書いたように商業的には全く問題はないし、非難だらけであるなら漫画の打ち切りのように
次回からラマーズを起用しなければいいというだけの話である。
ただし「KONAMIはOKしてるんだからこれはいい曲なんだ」となるわけでない。

「自分で感想を持つのは自由だけど本人に言うのはアウト」
これは違う。雑誌アンケートだって作者に届いている。
1.KONAMI編集が作者の名前を出しているし、
2.ラマーズは個人でTwitterアカウントを持って使っており、
3.サウンドボルテックスに曲を提供したことを隠していない
これだけ条件が揃えば
『KONAMIは作者へも意見が届くことを望んでいる』し
『本人だって直接感想を言って欲しいと考えてる』と十分に推測できる。
なのでcessのリプで感想を言ったこと自体は全く非難の対象にならない。
もっとも「言葉遣いが乱暴すぎる」はその通りで、もう少し柔らかく言えよとは思うし擁護できない。


(成立している契約についてラマーズがKONAMIと打ち合わせなしに勝手に謝罪していいのとか
またそのことによる他の作者への影響もあるだろとか
ニコニコやボカロのノリとか
ドボルのターゲットやコンセプトとか
全て繋げて書きたいんだけど、書いてたらすごい量になるし気力もないのでこの辺りは中略で以下結論)


この騒動(騒動というほど発展もしていないが)の最も根本的な原因は
「サウンドボルテックススタッフが2DX人気を利用しようと保険をかけた」ことになるんだと思う。
ニコニコで活動してる作者のオリジナル曲のみでゲームを構成すればこれは起こらなかった。
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