[ゲーセン(2015)]

小太郎デッキ使いが見る忍者の未来 #coj / 2015-07-30 (木)

1.3後期は忍者にとって非常につらいシーズンでした。
何よりもユグドラシル,ツクヨミがどうしようもない2大巨頭として立ちはだかります。
また、オーバーライドでLV2,3出しすることも多いデッキなので、ハデスで闇に落ちたりイザナミが孕んだりします。
ハンデスには小太郎が着地できなければ一方的にやられます。着地さえできれば戦えるんですが…
基本的にスピムは進化のブレイブドラゴン以外持っていないデッキを使っているため、
バウンスされた際のテンポアド損も半端ないわ黄色侍が奇声を上げながらカエルを吹き飛ばしたり黄単もつらい。

そんな中侍とトリガーロストには微有利なので闇討ちし、
他のデッキに対しては細い勝ち筋を見つけていくつかの辛勝を得るという
まさに忍者と呼ぶに(嬉しくはないが)相応しい立ち位置となっていました。

そして現在1.4カードが追加され今後どうなっていくかですが、1.3以上に厳しいと言わざるを得ないでしょう。
それはスピード違反や対空ミサイルみたいな忍者メタっぽいカードが追加されたことからではありません。
正直その辺のカードは使用率も低いと予想できますし、使われたら即負けに繋がるというカードではありません。
では何が厳しいか。そんなの新SRユニットに決まってるじゃないですか。

シヴァで簡単に更地になり、インドラでケロルドだけじゃなく風忍も雪忍も吹き飛び、ヴィシュヌは燃やせない。
あ、ブラフマーはどうでもいいです。

珍獣メタがそのまま忍者メタになるという特質上、カードが追加されるたびに忍者がとばっちりを受けるということになります。
また、忍者の特性は4ターン以内に勝負を決めるというそのスピードだったのですが、
現在cojはインフレ傾向にあり、他のデッキもどんどんスピードが上がってきています。
忍者が忍者である意味、それこそ早期決着なのですが、他デッキとの差別化が難しくなってきたと感じています。

しかし文句ばかりも言ってられません。
小太郎を使うと決めたのは私自身で、環境的につらいということも理解しているうえで使い続けています。

今後ですが、採用カードに多少の変化はあれ、闊歩するデッキタイプはさほど増えません。
巨人デッキが巨人トリガー追加によって第一線までとは行きませんが少し台頭するであろうことと、
まだ研究中みたいですが魔導士が強化されたので今後流行る可能性があるということぐらいです。
なお、全体加護を持つ巨人と、低CPで構成される魔導士は忍者にとってどちらも天敵なことを付け加えておきます。

忍者がこの先生きのこるには道は大きく分けて二つあると考えています。
一つは殺意を高める道、もう一つはスピードを極める道です。
もう少し具体的に言うと前者は焼き能力を向上させ、アンブロッカブルとはなんだったのかと言われるレベルを目指すことです。
2週間ほど前私が公開した小太郎デッキはこちらを目指しておりました。
後者は自フィールドやライフ、ハンドアドをかなぐり捨てて最速3ターン終了を目指すことです。
マリガンから完全なプランを構築し、実行する必要があるため(少なくともAデッキでは)現実的ではありません。
そもそも後者を選択すると小太郎デッキではなくなり忍者珍獣のようなデッキになります。

しかし忍者は1.4でもずっと逆風なのか、追い風はないのか、そんな中私が目をつけた新カードはこれです。

「フェイタルスラッシュ
 インターセプト 赤 CP2
 あなたのユニットがオーバークロックした時、対戦相手に1ライフダメージを与える。
 あなたのユニットがプレイヤーアタックに成功した時、対戦相手のトリガーゾーンにあるカードを全て破壊する。」

熾烈な進撃に目を付けて実用レベルまで昇華させた私が目を付けないわけはないカードだなぁ?
ケロルドあるいはクロウテングでのオーバークロック第1効果に注目しがちですがそっちはおまけです。
真に期待すべきは第2効果です。
密偵でPAには不自由しない上に相手のトリガーにまで干渉する。これってすごいことですよ。世界の真理ですよ。
私の小太郎デッキを使うと分かるんですが、「あのトリガーがパンプじゃなければなー」って場面とか、
「業じゃなければなー」って場面とか「死壊石じゃなければなー」って場面が凄くあるんですよ。
「ライブオンだよなーまずいなー」とか「追い風貯めてんのかなー」とか、
少ないターン数で勝ち筋を見つけるデッキにおいて「トリガーにおびえる」場面はすごく多い。
焼き鳥は割ってから焼くデッキだしマター採用珍獣なんかは割ってから攻撃を通すデッキです。
攻撃を通すことによって割る、これこそ忍者のためのカードだと確信しています。

というわけで殺意を高めた小太郎デッキを公開します。
大枠は前回のものと変わりません。腐ることの多かったカイムとアテナをリストラしただけです。



手持ちがないため投入できていませんがパズズは3枚目のシヴァに変わります。
ぶっちゃけ忍者の皮を被ったゲロシヴァデッキです。

繰り返しになりますが今後忍者の未来は決して明るいものとは言えないでしょう。
ウイルスの使い方もまだまだ模索されている段階で、これから構築研究は進んで精鋭化していくでしょうし。
それでもまだ忍者を諦めません。よっしゃあー。

忍者ユニットの追加カードなんてなかった、いいね?
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