[ゲーセン(2017)]

BeatStreamの思い出 / 2017-08-31 (木)

本日をもってBeatStream、通称びすこが稼働終了となった。
3年間で約1000回プレイしたらしい。
最近は2DXですら年間600回前後なのでかなりプレイした部類に入るだろう。





何がきっかけで始めたかははっきりとは覚えていない。
多分2DXに人が多いときにたまたま初回無料のポップが目についてやったんだろう。
チュートリアル後の曲選択画面で「東方アレンジばっかりじゃねーかクソか」と思ったのは覚えてる。

また、音ゲーとして致命的な欠点が1,2回のプレイで分かるぐらいにはダメなゲームだった。

ひとつ、オブジェが見えてからジャストタイミングまでの時間が上・斜め・横で違うためストレスがたまる
ひとつ、自分の腕でオブジェが見えずにミスとなるためストレスがたまる
ひとつ、曲(リズム)と譜面を覚える必要があるためストレスがたまる
ひとつ、強制全国マッチングのためプレイしてる時間より待ち時間のほうが長いこともざら

インターフェース絡みもダメダメだったしはっきり言ってクソゲーであることに疑いはなかった。
今でも強制マッチング以外は対して評価は変わらないと思う。

初期はBEAST譜面ができない曲もそこそこあったような気がする。
タカハシサンラボで解禁していってたような。

ラインナップもダメだった。
ニコニコから持ってきたボカロ曲と東方アレンジとちょっとアニメ曲とたった数曲のコナミオリジナル。
はっきり言ってクソゲーだった。(大事なことなので2回

そんなクソゲーを僕がプレイし続けた理由は二つある。

ひとつ、誰もやってないからいつでも待たずにプレイでき、連コし放題だったこと
ひとつ、びすこがとてもかわいかったこと

以上だ。
加えて言うなら100円2クレの店に通うことができたというのもそれなりのウェイトではあるかもしれない。

当時2DX(Pendual)が人気ゲームで、リフレクがGroovinUpperというクソアップデートされたおかげで
できる音ゲーがこれしかなかったので必然的にプレイ回数が増えていった。
プレイ回数が増えることでやることがフルコン埋めパフェ埋めとなっていった。

フルコン埋めに限界を感じてきた頃にかの悪評高き怪盗BisCoの予告状イベントが始まる。
イベント自体は100クレもかからずに終わるので僕にとっては通常営業で終了して苦ではなかった。
テコ入れイベントとして行われたがそもそもゲーム部分と収録楽曲部分とインターフェースがクソなので
ユーザーが定着するわけもなく、アクティブユーザー数は増えずに終わる。
ただ僕はこのイベントで今後のびすこの可能性を感じたんだ。
怪盗BisCoの予告状というあらゆる点で完璧が楽曲が、びすこオリジナル曲として収録されたことに。
アニメからの収録やEXITTUNESに頼らずにオリジナル曲を入れていくという気概を感じた。
(が、結局びすこオリジナル曲は他機種に比べると圧倒的に少なかった)

その後も東方アレンジや他機種からの移植やニコニコから曲を引っ張ってきたりナイトメア追加だったり
なんとかしようという意思は感じられたが結局ゲーム部分がクソなので(略
上記の通り譜面の追加自体はそこそこに行われていたので、僕を含め定着した数少ないユーザーは惰性でプレイを続けていたようだ。


BeatStreamアニムトライブが稼働する。
トキメキストリームというBisCoの予告状クラスの神曲の収録に震えたのを覚えている。

VerUPでのウリはストリームオブジェが縦横無尽になったことか。
ようは新要素による高難度化と言って差し支えない。
革新的めたもるふぉーぜや太陽曰く燃えよカオスなど話題となったアニメ楽曲を収録してテコ入れも見えるが、
そもそもゲーム部分がクソであることを改善せずに高難度化を図ったところでお察しください。

アニムトライブにVerUPは行われたが、コナミ内部では稼働終了はほぼ内定だったのであろう。
びすこオリジナル新曲は片手で数えられるぐらいしか追加されず、他機種からの移植が追加のほとんどを占めた。
無印時代には多かった東方アレンジやEXITTUNES曲の追加もほぼなかった。(ゼロではない)

トキメキストリームで期待したが最後の輝きだった。
運営や僕以外のユーザーがどう考えるかは分からないが、
びすこは音ゲーだったのだからゲーム部分を改善してオリジナル楽曲でユーザーを引き付けなきゃ未来はなかったと思う。
アニメ曲やニコニコから曲を持ってきても1回プレイして終わるんだよね…
未来がなかったから終わったのか。そうか…。

惰性での追加移植と惰性でプレイするプレイヤーだけが残っていた世界、それはそれで優しい世界だった。
好きな時に好きな曲を好きなだけプレイする。
収録曲数は他機種に比べ少ないので曲はすぐに覚えてしまうし覚えた曲の繰り返しプレイがメインとなる。
実際のところ数少ない残ったプレイヤーは筐体撤去や稼働終了はどこかで覚悟していただろう。
自分以外のプレイヤーを見ることはほぼないのだから。
なんらかのゲームショーでノスタルジアがびすこ筐体を使いまわしできることも知れ渡っていた。

2017年2月に稼働終了のお知らせが掲載される。
この後は知っての通りノスタルジアへのコンバートが進み、数少ない残った筐体も徐々に減った。
そして今日、完全に終わりを告げた。


上でも書いているようにクソゲーであったことは否定できない。
それでも楽しい3年間だったことは間違いない。

また一緒に遊ぼうね。
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