7段取れるか取れないかぐらいの人がいるとする。スコア力は考慮しない。
おそらくその人は5.1.1.[N]をHS0でもHS5でもクリアできるはずだ。
じゃあ例えば(5.1.1.と同程度のbpmの例で)ReallyLove[A]はどうだろうか。
仮にHS5でクリアできるとしても、おそらくHS0ではクリアできないはずだ。
これは何故か。オブジェの"認識能力"が足りないからだ。
次に視覚的に具体例を示す。
5.1.1.の18小節目、ReallyLove穴の33小節目、ReallyLove穴の33小節目の半分
真ん中が一番難しく見えるはずである。
左と中は譜面の動く速さは同じ(正確にはbpm1違う)である。
中と右では同じ曲の同じ箇所であるが視界に写るオブジェは半減している。
その代わり右は譜面が倍の速さで動く。
このことから次のことが分かる、
1.同じ速さであるならオブジェが少ないほうが簡単である(ように見える)
2.速さを倍にすれば簡単になる(ように見える)
左の譜面を正確(BPなしという意味でありGOOD以上は同等とする)に押すためには
6個のオブジェを同時に認識する能力があればよいが、
中の譜面を正確に押すためには、18個のオブジェを同時に認識する能力が必要である。
同様に右の場合は9個の認識力があれば押すことができる。
つまりHS2を使用すれば、難易度は1/2になると言える。
但し、HS2を使えば譜面が動く速度が2倍になるので、
オブジェが画面に現れてから判定ラインに到達するまでの時間に
反応(頭で理解してから指を動かすこと)が間に合うことが前提条件としてある。
そして人間の反応速度は1秒弱必要であるとは広く言われている。
低難度(低密度とも言える)譜面を高HSによって見かけの難易度を下げるというのは
いつまでもオブジェ認識能力を上げないということであり、成長は見込めない。
下はAA[A]の6小節目である。38個のオブジェが写っている。
低難度でも高HSを使いまくって6個程度の認識力から成長しなかった人が、
上の譜面を認識できるようになるには、6倍の間隔にする必要がある。
6倍とはHS5に加えてSUD+を333入れることと同義である。
AAのbpmは154であり、破綻しているのが容易に理解できるだろう。
HSというオプションは"矯正"という意味でしかなく、根本的な解決になっていない。
むしろ破綻に近づくものであるというのを知るべきである。
今回は触れていないが認識しても指を器用に動かす必要があることは言うまでもない。
各種スレなど攻略と名が付くところは指配置にしか触れておらず、
根本的に認識力不足な人がいくら指配置、運動を真似たところで意味が無い。
固定配置だの北斗だの言う前に認識力の向上から始めなさいってこった。
*昨日の記事では"処理能力"という言葉を用いているがこれは、
"認識+指捌き"という意味であり、今日の記事は認識の部分のみ着目した。
[ゲーセン(2007)]
講釈垂れるよ / 2007-05-14 (月)
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- 1: えすt (05/14 22:20)
- 記事中の「HS2」は「HS1(倍率2)」に脳内変換ヨロ。
- 2: NORE (05/15 10:57)
- だから指配置を意識するのは9段取ってからと(ry
9段曲が適正BPMで見える程度の認識能力はないと
固定にせよ北斗にせよ意識してどうなるってレベルじゃないもんな
一応補足しとくけど、認識力不足=一般に言われてる地力不足 じゃね? - 3: えすた@大学 (05/15 14:00)
- 地力不足=指の運動能力(及び体力)不足
だと思う。